飛ばない豚

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映画「さんかく窓の外側は夜」

さんかく窓の外側は夜

※ネタバレ注意

Amazonプライムビデオに入っていたし岡田君好きなので観ました。

 

幼いころから霊が見える康介は、それが原因でいじめられたりして人間関係がうまく構築出来ないでいた。

ある日、書店でのバイト中に霊媒師の冷川にその能力を見出されて助手になる。

そして冷川の知り合いの刑事、半澤から霊がらみと思われる事件の相談が持ち込まれ二人は解決に奔走する事になる。

 

元がBL漫画なのかな。

なので若干、ノリがBLなところが不要な気もしないでもないが別にそれが原因で魅力が失われるわけではないからまぁいいかな。

CGがとっても日本映画らしくしょぼいのが一番気になるかも。

そこ以外は映像の雰囲気はとっても良い。

あと、北川景子が出ているのだが、めちゃめちゃ速攻で殺されていて、ちょい役過ぎてびっくり。

友情出演とかなんだろうかと思ったがエンドロールではそんな記載はなかった。

よく聞く、出演はちょっとだけど出演料は他の人と一緒だったら割が良いなとか思ってしまった。

 

ストーリーで特筆すべきところはないです。

人間関係に不器用で自分の存在意義を持てない主人公が、理由は違うが人間関係に不器用な別の人と出会い、周りの人の協力もあって少しづつ自分の存在意義を見出していく。

よく言えば王道、悪く言えばありがちな感じ。

 

ただ、刑事の半澤は霊的な影響を全く受けなくて、その理由が霊的なものを全く信じてないと言う設定は面白いと思った。

ゲゲゲの鬼太郎でもだんだん妖怪を信じてる人減ってきて、そのせいで存在感が薄くなって妖怪達の力が弱くなっていると言う話があって、同様の話は他の作品でも妖怪が神様だったり妖精みたいなものだったりの違いはあれどチラチラ見るが、それを逆手にとってある意味で作中の最強キャラとなっている。

 

あと、平手友梨奈がやっている英莉可と言う女子高生の呪い師が出てくる。

幼い頃に母を亡くし(ベタなパターンだと英莉可の霊的な能力に関わりがあるんだろうけど)、父が入信しているカルト教団の教祖のために、邪魔な人を呪いで殺したり、呪いの力を貯める装置のために猟奇的な事をやっているのだが、途中で康介の影響で思い直し装置を壊す事に協力する。

一応、その過程で自分と向き合う様な展開があるのだが、それで今までして来た事を許される様な雰囲気になる。

きっと今後、康介達の協力者になる様なポジションなので許されるんだろうなとは思っていたが、やってきた事に対して贖罪が足りない事に違和感を感じた。