画像は小説のだけど、観たのはNetflixの映画です。
※ネタばれあります。
私的にはいまいちでした。記事の内容的に炎上しそうだが、このブログ見てる人なんて超レアなのでまぁ大丈夫でしょうと言う事で。
あらすじは
ミリー・ボビー・ブラウン演じる貧乏な小国のお姫様エロディーが豊かな国へお嫁に行く事に。しかし実はその豊かな国にはドラゴンが住んでいて、そのドラゴンに3人の生贄を捧げる必要があり、エロディーは金銭と引き換えにその生贄の1人として嫁ぐことになっていたのだった。
お話自体は痛快なおとぎ話でした。大人の事情に従わされたお姫様が生きるために強さに目覚め、自らの手で悪をうつという成長譚。そこはありがちとは言え中弛みもなくハラハラどきどきの連続で飽きる事なく観れました。
ただ今どきのフェミニズムに配慮したのか、主人公も女性、ドラゴンもメス、悪役も女王とメインどころはすべて女性。
とにかく女性も強いというのを描きたかったようで、主人公は騎士団ですら手も足も出ず瞬殺するようなドラゴンに一人で立ち向かって勝ち、悪役側の王様や王子様は女王様の言いなり。そしてその強大なドラゴンもメス。
男女平等とか女性だって活躍できると言う意見には大いに賛成ですけど、その描き方はどうなんでしょう。
別に男女平等反対って話ではなく、もちろんまれに腕力的に男性より強い女性がいたり、男性的な権力構造の中で女性が力を持ったりする人もいるんでしょうけど。あまりに主役格の人達が全部マッチョ(腕力的な意味で)すぎなのでは。男女平等って機会は男女問わず与えられるべきだし、女性が活躍って女性なりのやり方で活躍しましょうって話でそれはマッチョな話ではないと思うんですけど。ダムゼルって題名なんだから別に王子様に助けられてちゃんちゃんで良かったじゃなかろうか。この題名つけた人のセンスを疑うレベル。
唯一まっとうに人間的な強さを見せたのはアンジェラ・バセットが演じた義母親くらいなもん。
まぁ世間的にはこう言う話が需要あるんですかね。
私にはちょっと合わなかったなぁ。女性がマッチョな意味で強いのはマーベルとかDCとかで十分なんじゃなかろうか。別にスーパーパワーを得る機会は男女平等だから自然に受け入れられるし。