PrimeVideoに入ってたので観ました。
ドラマ版を観てないのでどうなんだろうと思ったけど、人間関係とかはわからなくても特に問題ない作りでした。
ミステリー映画としては普通に楽しめる感じだけど、「バスカヴィル家の犬」である必要性はあんまりないのではないかと思いました、ってまぁホームズをオマージュした作品は大概そうですよね。
あらすじは、元精神科医の若宮(これはワトソンポジション)は知り合いの資産家、蓮壁から娘の誘拐事件について依頼を受けるがオンライン通話でのやり取りの間に蓮壁は突然、亡くなってしまう。
事件の真相を調べようと相棒の誉(これがホームズポジション)と蓮壁家がある島に降り立つ。
島には魔犬伝説があり、魔犬にまつわる事件がさらに起こる。
そもそも名探偵ホームズにそこまではまってないし、海外ドラマのシャーロック(ベネディクト・カンパーバッチのやつ)とかエレメンタリー(ルーシー・リューがワトソンのやつ)とかもそこまで、発生する事件に関しては原作に依存してないと思ってたので、まぁ同じ感じであろうと思っていた。
しかし、予想以上に「バスカヴィル家の犬」活かせてない気が。
モチーフとして魔犬とか登場人物構成とかはなんとなく寄せているけど、もうちょっとシナリオ構成なり、仕掛けなりが活かされてたら良かったのになぁと思う。
ただ、ミステリーにそんなに詳しくもない私レベルでもなんとなく手がかりをもとに犯人を予想して楽しむみたいな事は考えられて作られているので、万人が楽しめそうな映画ではある。
映画だとどうしても尺の関係か色々ぶん投げて終わってるのは気になるが、嫌な終わり方でもないので、それなりに楽しめた気がする。
監督がガリレオの人らしいので、もうちょっと頑張れた気もするけど。
