飛ばない豚

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感想「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX | 公安9課 SECTION-9」

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX: 第一シリーズ

※見た後の方を対象としています。ネタバレしているので見た後に読んだ方が良いと思います。

 

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEXは士郎正宗の漫画作品のシリーズアニメ化作品。

原作は全3巻なんだけど1巻目しか読んだ事ない上にだいぶ前なのであまり覚えていない。

アニメ化は1995年に「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」として押井守監督作品として劇場公開されている。

STAND ALONE COMPLEX(通称SAC)は神山健治監督の初のTVアニメ作品で、神山監督はProduction I.G内で開いていた押井監督主催の押井塾出身で世間では押井監督の弟子として扱われている。

攻殻機動隊とはとにかく士郎正宗の先見性がすごすぎて、劇中では電脳化と言う脳にマイクロマシンを埋め込んで人間の脳を直接コンピュータやネットワークに接続する技術が一般化していてる。インターネットも大して発展していない時期にそれを脳に直接接続するなんて事をよく考えた(もしくはどっからヒントを得たのかもしれないが)と思う。はっきりこれとは言えるほど調べてはなくて申し訳ないが、この作品がきっかけで研究されている技術が結構あるようだし。それだけでもエポックメイキング的な作品だと思う。

そしてそんな素晴らしい作品を押井監督は劇場アニメーションにし、さらにゴーストと言うモチーフを昇華させて、自分自身のアイデンティティを問う素晴らしい作品にした。

また映像的にも、ものすごく世界に影響を与えていて、マトリックスのウォシャウスキー姉妹も影響を公言しているくらいである。

押井監督の作品としては次作の「イノセンス」まででそれほど広がりは見せていないが、SACに関してはTVシリーズとして2シーズン、長編アニメとして1作、Netflix独占配信作品として1シーズンと、士郎正宗→押井守→神山健治とリレー形式で素晴らしい発展を見せていると思う。

 

その神山健治監督のTVシリーズ作品の1話目。

あらすじ

料亭で外務大臣の襲撃事件が発生する。現場ではなぜか軍が介入しようとしていて指揮権を警察がとるか軍がとるかでもめる。そこに公安9課の荒巻が登場してこの件は公安9課が扱う事とする。

料亭襲撃事件は少佐以下、バトー、トグサ、イシカワ、サイトウ、パズ、ボーマの公安9課にて大臣救出成功となるが、犯人は記憶を自分で焼き切り完全な解決は見ないまま終わる。

その後、荒巻が友人と話し合いで大臣の周辺で軍が秘匿しているイチノセレポートと言う秘匿文章に関する動きがあり、部下を内偵させていたが特に怪しい点はないと思われた矢先の事件だった事を打ち明け、公安9課が再調査する事とする。

事件を洗いなおすとイチノセレポートを入手するために、大臣の脳殻を交換して何者かが大臣に成りすましている事が発覚する。その直後に大臣がイチノセレポートを手に米国へ飛ぼうとしていると連絡がくる。

大臣を止めるために公安9課は空港に急行、大臣の足止めするために晴天にも関わらず天候不順を理由に飛行機を足止め、無事になりすまし犯を確保する。

飛行機の足止め等、超法規的処置を行った公安9課に対してどうなっているのかと軍の友人は聞くが「それが公安9課だよ」との言葉を残して荒巻は去っていく。

 

気になってる点が何点かあってTVシリーズとしての第1話なのだが、少佐の名前は出てこないし電脳化についての説明的内容もない熱工学迷彩の説明もないが普通に使われているので、基本的には前提として漫画もしくは映画を見てる人向けなのかな。

荒巻の「それが公安9課だよ」の言葉通り公安9課についての回のようだからまた後々出てくるのかもしれないが。

また、少佐、トグサの性格がまたちょっと違う気が。GHOST IN THE SHELLだと少佐はアイデンティティについて深く悩んでいて、政治体制的なことはほぼ言わないんだけどSACではテロ犯に対して「世の中に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら耳と目を閉じ、口を噤んで孤独に暮らせ。それも嫌なら」と言って体制に服従しているような発言があり、しかも結構感情がのっている。トグサも基本的には元気キャラっぽい立ち位置だと思ったけど、すごく落ち着いてるし。

あとあらすじにも載せてないけど冒頭でテロ犯を捕まえるシーンがあるんだけど、なんかそこが浮いてる気が。何かの前振りなんだろうか。

 

SACシーズン1は全体的に模倣がキーワードになっていて、第1話ではおそらく米帝の手先が大臣と脳殻を交換して大臣を模倣している。模倣については今後も気を付けたい。