飛ばない豚

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途中でやめた「短く深く眠る方法」

本棚を整理中に出てきた。

最近、睡眠不足気味なので短くなくても良いけど、深く眠る方法がわかればラッキーかなと思って読んでみた。

 

著者の藤本憲幸さんは経歴を見てもいまいちわからない人だった。

短眠法を編み出して、教えてる人なのかな。

 

本書は藤本さんの経験に基づいて、編み出された短眠法の本みたいです。

全部で7章です。

で、もう1章目にして

「人間には個人差があって、人それぞれ生理リズムが違う。だから、七、八時間以上は眠らないと気がすまないという人は、体質上、しかたない」

と説く大脳生理学の専門家もいるが、私は、こういう説はまったく信じない。

と書いてある。

ああ、そう言う人なんだと思いつつ一応、引き続き読んでみる。

そのあと、一部はちゃんと学説に基づいた話もあるが、基本的には藤本さんが個人的に経験した事が万人に適用されるような事がなんの根拠もなく羅列されている。

ここまで来たら全部個人的体験の話で終わればいいのに、睡眠サイクルが90分単位と言う最近否定されつつある話を信じてたり、挙句の果てに、2章の終わりで「片目睡眠法」とか言う話が出てきて

歩きながらでも眠れる、横にならなくても筋肉の疲れをとることができるということを、身をもって実証したのである。

とか言い出す。

本人的には実証できたらしいが、被験者1人でかつ客観的に推し量る基準もない。

あくまで個人の感想でしかないことをどうどうと実証したと言い切るあたりで、もうついていけなくなった。

 

実際に大量にサンプルを取ったら藤本さんの主張が正しい可能性は否定しないが、藤本さんが個人的な考えで大脳生理学の専門家の説を否定しているように、個人的に私には合わないので読むのをやめることにした。

 

どうりで本棚の奥に隠れているはずだが、捨ててないあたり当時の私になにか引っかかるものがあったのかも知れないと思いつつ、もう読まないです。