飛ばない豚

主に読書について書いています。

思考のチカラをつくる本

思考のチカラをつくる本: 判断力・先見力・知的生産力の高め方から、思考の整理、アイデアのつくり方まで (単行本)

ベタに自己啓発の類かなと思ったのだけど、図書館で推されていたので読んでみるとありがちな自己啓発の本ではありませんでした。

何気にもう新品では手に入らないっぽいです。

古本屋で見かけたら買ってもいいと思いました。

著者は白鳥春彦さん

哲学系の本をたくさん書かれている方ですね。

超訳 ニーチェの言葉

が結構ヒットしていた気がします。

まだ読んでないので今度読もうかなぁ。

 

Twitterのアカウントを持ってるのですが、なかなか政治的なお話が多くて私にはとっつきにくかったです。

 

うちは親が政治にうるさくて小さい時からなかなかに苦労させられたので、政治的な主張が強い方とはあんまり関わりたくないんですよね。

 

「思考のチカラをつくる本」は偏った感じはなかったので、後で知ってちょっとびっくりしました。まぁ信条は個人の自由ですし本からは、そう言う主張もなかったので良いかと思います。

 

帯には「アタマの回転が良くなる」と書かれているけどそう言う類の本でもないです

内容紹介もアタマの回転が良くなるとか資格試験うんぬんとか書かれています。

でも、まぁそう言う見方も出来ますがもうちょっと高尚な感じの本でした。

 

もうすでに絶版っぽくて三笠書房にも情報が無い上に、図書館で読んで借りてはこなかったのでちょっとあいまいで申し訳ないです。

2014年発行だから5年くらいしか経ってないのに。

よっぽど売れなかったんでしょうか。

良い本だと思うんですけど。

 

言葉にすることが大事

人間は言葉でコミュニケーションをして言葉で理解して、言葉で考えるので何となく考えている事も言葉にするのが大事。

出来れば紙に書きだした方がいい。

さらに語彙はたくさんあった方が同じ事に関して色んな見方ができるので、語彙は多い方がいい。

 

こんな事言うと「頭でっかちで知識ばっか」みたいな事を言い出す人がいますけど、この本はそう言う人もちゃんと自分で考えようと言う本なので、すごく説得力がありました。

 

アタマの中だけでほわほわ考えてると全然まとまらないですけど、書くとすっきりする事も多いですよね。

 

演繹法、帰納法、弁証法

本の大部分は演繹法、帰納法、弁証法について割かれています。

どれかがいいって話じゃなくて演繹法と帰納法を組み合わせ考えるといいよ的な。

さらに弁証法も使うといいよって話です。

 

いい歳してあんまり演繹法、帰納法、弁証法について知らないので、一読したくらいじゃ全然わかりません。

 

ざっくり、物事を考えるときは要素を入れ替えたり、反対の考えから考えてみたりすると良いよみたいな事が書いてあったような。

 

読んでると結局、作者の主張自体に矛盾が含まれているんですけどそれをうまく腑に落ちる様に書いてあるので、白取春彦さんはきっとちゃんと自分で考えているんだろうなと思います。

 

わかりやすい「思考の整理学」

結構、名著「思考の整理学 (ちくま文庫)」に似てる気がします。

あちらは外山滋比古さんの個人的な経験に沿って書かれて、わかりづらいところがあるんですけど、「思考のチカラをつくる本」はわかりやすく書かれているので、「思考の整理学」が上手く消化できなかった人におススメです。

 

何でもう売ってないのか。。。。

本当に古本屋で見つけたら買おう。

 

唯一ケチつけるとしたら、古典をものすごく押してるところですね。

確かに何千年何百年と読み継がれているので古典は素晴らしいと私も思います。

でも、現代の本もそう言う古典を読んで、自分なりに消化した上で書いてる著者さんがたくさんいらっしゃる(白取さんもその一人だと思います)ので、古典がとっつきにくい人は無理して読まなくてもいいんじゃないかと。

 

久々にちょっと落ち着いて読書できたので良かったです。

 

今はこの本として出てるっぽいなぁ

「考える力」トレーニング: 頭の中の整理法からアイデアの作り方 (知的生きかた文庫)

「考える力」トレーニング: 頭の中の整理法からアイデアの作り方 (知的生きかた文庫)