速読って本当にできるのか?挑戦したけど全然無理だった。
そんな人におススメの速読術が「リーディングハニー」です。
- そもそも速読って可能なのか?
- でも、速読は身に着けるまでが大変!
- そこでおススメするのが「リーディングハニー」
- 「リーディングハニー」について
- 「リーディングハニー」のやり方
- これで今までよりずっと早く本を理解できるようになったはず
- 私なりの難解な本の読み方
そもそも速読って可能なのか?
本を1冊読むのに10分とか、写真を撮るように1ページ1秒でぱっぱっと本当にそんな事出来るのでしょうか?
実は最近こんな発表が
速読は実は不可能だと科学が実証 | ライフハッカー[日本版]
これを読むと、目を早く動かしても結局、言葉をちゃんと認識しないとダメと言うことみたいです。
斜め読みなら、効率よく読める本もあるって感じみたいですね。
ただし、個人的な意見としてはただ早く読むだけの速読も完全記憶の能力があったり。
大概の速読は何度も本を速読する事が前提なので、可能なのではないかと思っています。
でも、速読は身に着けるまでが大変!
ただよくある、目を早く動かす速読はとにかく身に着けるまでが大変です。
目を早く動かすのはなんとかなりますが、視野を広げる練習がとっても大変です。
私もですが、速読を挫折する人は大概、この視野を広げるのが上手くいかないのではないでしょうか。
とにかく目が疲れるし、なかなか視野が広がらないんですよね。
速読出来るようになりたいのは今なのに、ひと月ふた月と根気よく練習を続けないとなかなか広がらないです。
そこでおススメするのが「リーディングハニー」
この「リーディングハニー」。目を早く動かす速読ができる人からすると「速読になってない」とか「私の方がずっと早い」とか否定されがちなんですが。
全く速読していない人に比べればずっと早く読むことができるようになります。
しかも面倒な訓練なしに。
今から実践できて今から効果があるなら十分なんじゃないでしょうか。
「リーディングハニー」について
リーディングハニーは松崎久純さんが提唱する速読法です。
松崎さんが書いている本のレビューを見ると、上記のように否定的な意見もちらほらありますが、松崎さんは慶応大学大学院で教員をされていてリーディングハニーに関しては慶応大学出版からも出版されています。
権威があるから正しいとか限りませんが、その辺の人が言ってる事よりは説得力あるんじゃないでしょうか。
リーディングハニーでの読めると言うのは、本を速読してちゃんと本に何が書かれているのかを理解することです。
「リーディングハニー」のやり方
基本的には6つのステップがあります。
第1のステップ「プレビュー」
まず、プレビューを行います。
本の装丁、後付け、著者紹介、目次、前書き、後書きをざっと読みます。
特に目次は大事なのでちょっと時間掛かってもちゃんと読んだ方がいいです。
それ以外は読み込まずただ眺める程度にしましょう。
第2のステップ「オーバービュー」
次はオーバービューです。
まず目次を再度読みましょう。
その後、文の意味は意識せず1ページ1秒程度の速度で最後まで眺めてください。
ここで大事なのは読んでいる本が使っている言葉がどのようなものかを把握することです。
文を読んで理解する事ではないので速度を落とさない等に読まないように眺めましょう。
大体、1ページ1秒くらいが目安です。
一度、最後まで見終わったら再度、オーバービューをして下さい。
第3のステップ「スキミング1」
オーバービューで何となく本で使われている言葉を把握したら、次はスキミングです。
1行単位くらいでサーっと流し読みします。
ここでもまずは目次に目を通しましょう。
そして本はしっかり読もうとはしないでください。
流し読みです。
ちょっと気になるところがあったら読んでしまってもいいですが、1ページで3,4行程度にしましょう。
ここではこの本に書かれている事をなんとなく把握すればよいです。
第4のステップ「スキミング2」
次もまずは目次に目を通しましょう。
目次を把握して自分がほんのどのあたりを読んでいるか把握できるようにするのは重要です。
そしてここでは、ビジネス書や新書だったらその本に対する質問を考えましょう。
その本で得たい情報はなんなのか?1度目のスキミングで気になった事があった場合はそれについてなど。
また、まったく知見がなかったり小説などだった場合は特に設定しません。
設定が終わったらそれについてポイントになりそうなところを意識して先ほどのようにサーっと流し読みしましょう。
設定しない場合でも、気になるところはないかを意識して読みましょう。
もしポイントや気になるところがあったら端を折ったり(ドッグイヤー)、付箋をつけるなどしましょう。
私は本を汚すのがあまり好きではないのでポストイットを貼っています。
第5のステップ「スピードリーディング」
ポイントを把握したらまた目次に目を通して、今度はスピードリーディングです。
普通に読むよりずっと早く本を読んで下さい。目安は300ページで30~40分程度です。
かなり早いですが既にポイント等を把握しているので、内容の理解はできるはずです。
また、重要だと思ったところにはペンでせんを引くなどチェックを入れましょう。
第6のステップ「レビュー」
スピードリーディングが終わったらまた目次に目を通して、次はチェックしたところを読み直しましょう。
難解な本などは一度のレビューで理解できないかも知れません。
その場合は何度かレビューを繰り返しましょう。
これがリーディングハニーの手順になります。
これで今までよりずっと早く本を理解できるようになったはず
多少の手順はありますが、目の運動訓練やページめくりの訓練はいりません。
速度もそれほど気にしなくても大丈夫です。
はじめは手順に確認しつつになりますが、10冊も読めば大丈夫です。
また、手順も絶対的ではないので、プレビューしてスキミングしてスピードリーディングのように多少端折っても、効果があると個人的には思います。
ただ、このリーディングハニーはアウトプットが少ないので、各ステップの間でメモなど取ってアウトプットをするとより良いと思います。
今まで速読なんて本当にできるのかって懐疑的で挑戦してこなかった人や挑戦してもうまくいかなかった人は一度試してみてください。
私なりの難解な本の読み方
正直、松崎さんの解説だけだと私は難解な本が読めなかったです。
そこで私なりのリーディングハニーでの難解な本の読み方を書いておきます。
まず、索引がついている本だったらプレビューの時、ついて無かったらオーバービューする時、9割くらい知らない単語だった場合はその本はまだ早いので読むのをやめます。
もっと入門的な本や小説なら同じ作者でも読みやすいと言われているものを選びましょう。
個人的には知らない単語は3割程度まででそこを超えると、レビューの時間が結構かかります。
前提となる本を1冊2冊読んだ方がずっと早いと思います。
ある程度、知らない単語が減ってきたらリーディングハニーを行います。
その際、スピードリーディングで単語の意味が理解出来なかった単語をメモしておきます。
そしてメモしていた単語は別の本やネット等で調べます。
その本の中に書いてあることもありますが、大体、見落とすか気づきません。
その後、もう一度スピードリーディング→レビューを繰り返すとだいぶ理解が進むと思います。
他の速読法ほどではないにしても早く読むための技術なので、ダメだと思ったら一旦見切りをつけて、もう一段、楽に読める本を読みましょう。