なんかどっかのYoutubeの番組でインタビューしていて、気になったので図書館で予約したのだが、すっかり忘れてて別の本借りに行ったら、予約した本用意できていますと言われて借りてきた。
インタビューの内容もすっかり忘れてて、どうせその辺のお手軽ライフハック的な読書ハウツーかと思って読んだら、まったく違って至極まっとうな労働と読書の歴史について書かれていた本でした。
本の画像はっ付けたら帯に読書史と労働史ってちゃんと書かれますね。そして表紙裏の要約にも労働と読書の歴史って書いてある。
私がただちゃんと見てなかっただけだ。
ここ最近読んだ本の中では抜群に面白かった。
映画「花束みたいな恋をした」を軸に明治くらいからの労働と読書の歴史ついて書かれているのですが、ちゃんと調べてちゃんと書いてある。途中、この本も資本主義経済に毒されてるのかとなる部分があり、そんなもんに毒されずもっと飛躍して良いのにと思わせるがそうではなかった。着地点は私が思ってたのとは少し違うが、しっかり読書心を焚きつけて終わるあたり本当に上手い気がする。
参考文献みてもそれなりに手間暇かけて書いたのが良く分かっていい本でした。
週末にでも書店いって買おうと思います。
著者のほかの本もがぜん読みたくなりました。