飛ばない豚

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ホラー映画「ラ・ヨローナ〜泣く女〜」安定の怖さだけど何気に考えさせられる事も

【映画パンフレット】ラ・ヨローナ ?泣く女? 監督 マイケル・チャベス 出演 リンダ・カデリーニ、マデリン・マクグロウ、ローマン・クリストウ

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健康診断の後にちょうどいい感じの時間で上映していたので、観てきました。

死霊館シリーズだから面白いに違いないと思ってたけどめっちゃ面白かったです。

※もちろんネタバレあります。

 

主な登場人物

アンナ・・・ソーシャルワーカーで2児の母。シングルマザー。仕事で本人はちゃんとした対応とったけど、事件に巻き込まれちゃう。:リンダ・カーデリーニ

ラファエル・・・元神父。神は信じているけど、教会は信じていない。怖い人かと思ったが神父だけにかなり優しくて良い人。:レイモンド・クルス

ペレス神父・・・アナベルに出てた神父さん。アンナにラファエルを紹介してくれる。:トニー・アメンドーラ

パトリシア・・・2児のシングルマザー。アンナが担当している。:パトリシア・ヴェラスケス

あらすじ

未亡人でソーシャルワーカーのアンナは、ある日、子供が登校していないと学校からの通報を受け、担当しているシングルマザーのパトリシアの家に行く。

パトリシアは異常な様子だった。

部屋の中は呪術のような装飾をほどこされ、なにかうわごとの様なことを言って部屋をうろつく。

アンナは部屋を探索して子供たち2人が物置に閉じ込められているのを発見する。

子供たちは否定するが虐待と受け取ったアンナは子供たちを施設に保護する。

パトリシアは子供たちを守るために閉じ込めていたのに終わりだと泣き叫ぶが、聞き入れられなかった。

その晩、施設から子供たちが消え近くの川で溺死した状態で発見される。

アンナは子供たちを連れその場に駆け付ける。

アンナが現場を確認している間、車で待つように指示されるが、子供は外にでてしまい。

泣いている女。ラ・ヨローナに出会ってしまう。

それから一家を怪現象が襲う。

困ったアンナはペレス神父を頼るが、教会が動くには時間がかかり過ぎるため、ペレス神父は教会のルールに縛られないラファエルを紹介する。

 

あの死霊館シリーズの最新作

死霊館シリーズといえば、ソウで一躍一流の仲間入りをしたジェームズ・ワン監督が作ったホラー映画シリーズです。

死霊館 - Wikipedia

ジェームズ・ワン - Wikipedia

 

最近は監督は脚本はしていないけど製作としては関わってます。

ちゃんと関わっていると思われる。作品からワン監督テイストはちゃんと感じるので。

 

ワン監督の話

ジェームズ・ワン監督のホラー映画と言えば、「インシディアス」もあってこちらも怖さ満点なんで、私の中でホラー監督ってイメージだけど何気に「ワイルドスピードSKYMISSION」とか「アクアマン」とかハリウッドらしい大作映画とかも撮ってます。

インシディアス - Wikipedia 

 

まぁどの作品観ても一定のクオリティーは越えてて面白いです。

ワン監督作品って言われるとハズレはないだろうと、安心して観れるイメージ。

 

あとお気に入りの出演者を自分の作品にずっと使ったりしてるところもすごく好感をもってます。

大概、パトリック・ウィルソンが出演しているっていう。

 

閑話休題。

 

この作品はワン監督じゃないけど、死霊館シリーズは結構好きで去年公開の「死霊館のシスター」以外は全部観てます。

 

 

今回は中南米に古くから伝わる怪談「ラ・ヨローナ」を題材にしています。

ラ・ヨローナ

美しい娘ラ・ヨローナはあるお金持ちに嫁ぐ、2人の子宝にもめぐまれ幸せな生活を送っていたが、しばらくすると夫は浮気をしてラ・ヨローナをないがしろにする。

嫉妬に狂ったラ・ヨローナは夫の一番の宝、自分たちの子を溺死させる事で復讐する。

しかしその子供たちは自分にとっても愛する存在だった。

その事に気づいたラ・ヨローナは後悔に泣き。

自らも身を投げた。

それから悪霊と化したラ・ヨローナは自分の子供の代わりしようと子供をさらい溺死させているのだった。

 

ラ・ヨローナが案外かわいい

とりあえず観てて気になったのはラ・ヨローナがそれほど無茶苦茶じゃないところ。

霊なんだから壁とかガンガン無視していいのに、ほとんどしないです。

ちゃんと部屋のドア閉めればそのドアから侵入してこないし。

微妙に子供のリクエストに応えてたり。

霊なのに身に着けてるアイテムを奪われちゃったり。

思ったほど超常の力は使わないです。

 

もちろん倒せる感じは全然ないから追い詰められ感は半端ないですけど、霊が絡んでる作品としてはめずらしい感じです。

 

ワン監督絡みの作品は日本的ホラーと西洋的ホラーがいい感じにMIXされてるのが

素晴らしいんですけど、これはまたちょっと違う感じで良かったです。

 

出演者にも注目

前作の「死霊館のシスター」では「死霊館」で主人公の一人で奥さん役のタイッサ・ファーミガの妹。ヴェラ・ファーミガ(めちゃめちゃキレイでチャーミング、アメリカンホラーストーリーをぜひ見て欲しい。)が出たり。

私的にすんごいいい感じの出演者が出てるのだけど今作も間違いなしでした。

 

パトリシア役は「ハムナプトラ」でアナクスナムンを演じていた、パトリシア・ヴェラスケス。

アナクスナムンの時はとんでもなく美人って感じでしたが、今作ではほとんど面影ないです。でもインタビューとか見るといい感じにお歳を召してました。

 

ラファエル役はレイモンド・クルス!

「クローザー」や「メジャークライム」でフリオ・サンチェス役をやってました。

クローザー (テレビドラマ) - Wikipedia

2作品は連続しているドラマなんだけど、全シーズン観ちゃうくらいハマっていたので、久々のにフリオ観れてめっちゃテンション上がりました。

若干、恰幅が良くなった気が。

フリオは結構、キツイ人に見えてるけど何気にめっちゃ子供にやさしいキャラなんですが、今作でも子供にやさしくて嬉しかったです。

 

怖いだけじゃなくてなかなか考えさせられた作品

ちょっとタイムリーな話題感が

ホラーとして純粋に面白いのはもちろんだけど、それだけじゃなかったです。

事の発端は、パトリシアがラ・ヨローナから子供を守ろうとしていたのにアンナが虐待を疑って子供達を無理やり保護した事なんだけど。

本当に子供達を守ろうとしている事情を知ってて観てる分には、アンナがしている事はホラーにありがちな自分で自分を追い詰める行為に見えるけど、事情を知らなかったらパトリシアがしている事はどう見ても虐待に見える。

子供達は虐待を否定するけど、子供が毒親かばうとか現実でも結構あるし。

結果劇中では子供たちは亡くなってしまうけど、アンナがした事はソーシャルワーカーとして正しいと思いました。

 

容赦が無いように見えるけど、最近の虐待の事件とかで安易に親元に返した結果、亡くなったりとか見ると用心して保護すべきだと思います。

向こうの映画だけどなんか日本人としてタイムリーな感じでした。

 

すべての事情を把握するのは無理だし、やってる事は正しいのに裏目に出ちゃう事って結構ありますよね。難しい。。。

組織の窮屈さ

ラファエルは神は信じてるけど、教会は信じてない。

ラファエルは人をただ救いたいのに教会はルールに縛られて自由に動けない。

組織として動くにはルールが必要だけど、そこに捕らわれちゃうともともとの意義からずれちゃう。

宗教的に一番大事なのは神の教えを信じる事だからラファエルは一番大事なものを守るために組織から外れたんではないか。

 

会社員として働いているのですごく組織のルールの理不尽さにあきれるのは共感できるって感じです。

でも、組織として動かないと自分を守れなかったり大きい事態に対応できなかったり。

組織で働いてる身としての自分を考えてしまいました。

 

嫉妬と愛情のはざま

まぁありがちな話ですけど、ラ・ヨローナが嫉妬に狂って自分にとっても大事な子供を失ってしまうのは切ないですね。

 

私は執着が薄めな方だと思うので嫉妬に狂ってって言うのはないだろうけど、何かが原因で精神の状態を崩して、取り返しのつかないことをしちゃう事はありえます。

 

それが自分の子供対してとかだったら、そりゃあ悪霊にもなっちゃいますよね。

 

最近の交通事故で子供が亡くなっているニュースですら気持ち的にキツイのに。

 

人の振り見て我が振り直せって言いますけど、改めて激情に振り回されないように気を付けようと思いました。

 

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 死霊館シリーズを観たことがない人はここからどうぞ。

死霊館 (吹替版)

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