※2021/05/30 「読みたいことを 、書けばいい。」を受けて書き直しています。
なんだかんだとブログを始めて3年以上経ちます、当初はブログアフェリが流行っていて(今こそ流行ってんのか?)はじめは少しでも稼げたらくらいな気持ちでした。
しかし早々に自分の文章能力の低さに呆れて、稼ぐことなど忘れ文章練習ブログに方針転換。
そして今に至るが、やっぱり文章能力のなさに呆れ、初心に帰ろうと本書を手に取った次第。
著者は斎藤孝先生
「声に出して読みたい日本語」でブレイクした教育界のスター。
って「声に出して読みたい日本語」ってもう20年前か。
テレビとかで拝見している限りはずっとまともな事を言っている。*1
そしてサラッと著書に目を通す限り、必ず三色ボールペンに言及する一貫性。
一つ前の著書と現行著書で主張が変わってしまう様な著者*2と違って、ずっと貫き通してて信頼の置ける先生です。
そして実際、本書もとても良かったです。
やっぱポジティブが大事
最近はポジティブポジティブ言われすぎて、ポジティブ疲れを感じているのだが本書でもポジティブに取り組めって書かれている。
ありがちな無理にとは言わないとか、ちょっとづつ時間をかけてとか日和った事は言わない。
無理やりにでもポジティブにもっていこうと言う姿勢はとっても好感が持てます。
大体、読書感想文書こうとか思ってこの本を開いているんだから、あとは背中を押してもらいたいだけなんだから、これくらいハッキリ押してくれる方がずっといい。
感じたことを書く
この後、読んだ田中泰延さんの「読みたいことを 、書けばいい。」を経たいま、私みたいにブログでなんか書くって言う目的ではそうではないってなりますが、読書感想文って意味ではとっても正しい。
読書感想文を書かせる目的は何かを感じて、変化=成長をしてほしいなんだろうから。
そして本来は事象を中心に書くべきだが、大して調査もしていないためこの記事でも感じた事を書くしかない。
まぁ自分的読書感想文だからいいか。
ちゃんと三色ボールペン
齋藤先生の著書を複数読んだ人じゃないと「声に出して読みたい日本語」の人イメージがあるだろうが、複数読んだ身としては齋藤先生は三色ボールペンの人だ!
もう本当にとにかく著書では9割くらいの確率で三色ボールペンに言及する。
本書でも具体的な活用方法までは言及していないが、三色ボールペンをしっかり勧めている。
その辺の自己啓発本の著者は見習った方が良い。
リテラルだのロジカルだのフェルミだの抽象化だの切って張ってした挙句にコロコロ書く事変えやがって。
齋藤先生なんてとにかく三色ボールペンだぞ!
極端に詰めれば新書1ページくらいで収まるくらいシンプルな手法だぞ。
それを少なくともここ20年くらいの著書の中でずっと勧めてる。
私はどうしても本に直接書き込むだけは合わなかったが、ノートは三色で書いてるぞ。
何も身につかず社会人をウン十年過ごしてるが、これだけは自然とやってるぞ。
それだけで社会人をウン十年やれるぞ。
大したことないように聞こえるが、私はプログラマーをやっていてIT関連の資格は最近まで一つも持っていなかった。
なんだかんだIT関連の転職は資格がある方が有利なのだが現在10社目で今まで転職活動をしてひと月以内に転職先が見つからなかった事もない。
転職活動に困った事がないのもすべて三色ボールペンのおかげだと思っている。
それくらいすごい。
齋藤先生の言う事を聞かず、黒を多用しているがそれでも効果があるくらいすごい。
たぶん齋藤先生の言う事を忠実に守れば、今頃、大手のCTOになってたに違いない。
日々、仕事がうまくいかないと思ってる人はとにかく三色ボールペンを使うようにするがいい。
本選びの話が何気にとっても参考になる
そもそも本書は読書感想文を書きたい人を想定読者としていて別に子供に絞ってるわけじゃないが、この本に書かれている本選びの話は大人でも十分参考になる。
と言うか読書術としてはこの本だけで十分じゃないだろうか。
「東大読書」とか「レバレッジリーディング」とか色々な読書法の本はあるけど、この本に書かれている内容で十分じゃないだろうか。
真っ当な事を至極真っ当に書いてある。
最近は紙の本の売り上げは確実に落ちているけど、出版点数はどんどん増えていて本選びも大変だが、この本に書かれている選びかたすればそうそう外すこともないだろう。
読書の基本
なんか語っているうちにこの本って読書感想文って言うか読書と言う行為っていうか読書法についての本なんじゃないかって気がしてきました。
まぁ私も身についてるかって言われたらわからないですけど、この本を参考に本読んで感想書いてってすれば、読書に関して言えば一通りの事が完成するんじゃないだろうか。
子供にも大人にもとってもおすすめの本でした。