書く力がないから感想文の本を読んだのに引き続いて、読む力もないから読解力の本を読んでみました。
13歳からを謳うだけあって、読みやすい本だと思います。
でも、大人向けの読解力の本を優しく書いてある感じで、すぐに実践していけるのかと言われるとどうだろう。
そして書いてある事が悪いわけではないけど、その辺の新書の読解力の本と同じ様な事がそつなく書いてあるので新書で良かったかも知れない。
かと言って面白いところもちゃんとあるので、私みたいに新書でも硬くて読みづらいみたいな人はこちらで良かったかも。
主語がなくても通じるのは日本語くらい
本当に日本語だけかは知る由もないが、他の言語の勉強してると確かに主語がなくても通じるのって日本語くらいですよね。
最近はわかりやすい文章とか話し方とか言ってその辺をはっきりさせるように勧められる事が多いですが、日本語のそう言う曖昧さが人ぞれぞれのそれこそ読解力によって違ったりするのが良いのではと思います。
あと、四種類の文字*1を使い分けているのも日本語だけだそうです。
言われてみるとすごいですね。
物事をありのままに写実することから近代文学は始まっている
小説の書き方的な本はにはたまに載ってる気がしますが、読解力云々の本で写生文の事が書いてあるなんてめずらしい。
思考力系の本でも自分の考えをとりあえずありのままに書くみたいなある意味、写生文みたいな事を勧めている本が結構あるので、大事なんだなぁと思います。
久々に三読法聞いた
石山脩平は三読法(通読、精読、味読)にプラスして批評を行う四読法を勧めていて、山口さんも批評は大事との話*2が書かれています。
私が小学校くらいの頃はよく聞いたけど三読法なんてありましたね。
いまも学校では教えてるんだろうか。
とにかく精読が苦手で苦労した覚えがありますけど、改めて考えるといい読書法なのではないかと思います。
最近、出版物は出る点数がすごい多いから、速読系がなんだかんだと人気ですけどちゃんと精読と味読するのは良いことですよね。
最近みんな急ぎすぎですから、落ち着いて暮らした方が良いかと。
まぁそれこそ自分がそうしろって話かもしれないですけど。