飛ばない豚

主に読書について書いています。

生活をスローダウンする

スピード感が重要視されているここ最近だが、不惑を前にして、ここ数年は生活をスローダウンする事にしている。

 

そもそもキッカケ

7年くらい前に所属していたベンチャー系の会社を体調を崩して辞めた頃からです。

 

そこの会社に所属していた時は3カ月くらい家に帰れなかったり、幹部候補にしてやるからと、休日も指導と称して拘束されていた(本当に幹部にはしてくれる気があったと思います。実際のりきった人は幹部になっているし)。

とにかく地獄の日々でした。

 

そしてついに、医者からしばらく入院するか出社して死ぬかと問われる程、身体を壊してしまった。
 

幸い母が医療関係者だったので、家で3カ月ほど療養してだいぶ回復したのだが、かなり無理がきかない身体になってしまいました。

とくに内臓周りがぼろぼろでした。

 

療養出来たのは良かったんですが、職業がプログラマーのため、もう3カ月も前線から遠のくと焦りが半端なかったです。

 

しかし、もう体力も落ちきっていたため、毎日毎日、技術情報を追いかけ、勉強会に出席してみたいな精力的な活動はできません!

 

仕方がないので単純に勉強のペースを落としました。 現在も含め技術的な事は、セキュリティ情報を除けば、書籍になるまで気にしません。

 

勉強のペースを落としてどうなったのか?

勉強のペースを落とした事でダメになるかと不安もありました。

でも、たしかに昨日今日にあった技術的な情報にはうとくなりましたが、ひとつひとつの理解自体は良く出来るようになりました。

 

理解が追いつかず、曖昧に覚えていた事もすっきりしました!

 

おかげで打ち合わせとかで、お客様とスムーズなやり取りが出来るように。

 

そこで考えた事

これは、他の事も同じかも知れないと考えました。

 

もちろんスケジュール管理をちゃんとすればキッチリ埋めても、なんとか色々な事のクオリティも落とさずこなせると思っています。

 

しかしキッチリだと風邪とか体調を崩すと色んな事が狂ってきちゃうんですよね。

 

そこで、ミニマリストほどじゃないけど、色々やる事を減らして、ひとつの事を時間をかけてやるようにしようと。

たとえば、

・歩くペース

・家事

・休日の予定

・読書スピード

 

結果

歩くペースを落とした事で、周りの景色が良く見えるようになりました。

今まで気づかなかったお店や、近道とか。

 

また、ペースを落とすことによってむしろ長時間の移動も出来るように。

 

家事も炊事以外はペースを落としたので、ひとつひとつのクオリティーが上がりました。

掃除とかもクオリティーがあがると以前ほど汚れるペースが遅くなった気がします。

 

休日は土日どちらかは何もしなくていい日にしています。

週明けの体調や気持ちがまったく違います。

 

読書のスピードも下げた事によって、読書の意味が変わってきた気がします。

 

小説とかは著者の癖とか気にするようになって、なかなか味わい深くなった気がしますし、技術書も著者が伝えたくて書いているのか、作業として書いているのかなんとなくわかるようになった気がします。

 

どれも7年前とかは全く気づきませんでした。

 

あと、吸収率みたいなのが若いころより落ちたと思っていましたが、年齢によってやり方を変えていけば良いんだなという事に気づきました。

 

よくよく振り返ってみると、ショーペンハウエルは「読書について」で多読は良くない、一冊の良書をちゃんと読んだ方が良いと書いていますし、小セネカの「生の短さについて」では人生は色んな事をやるには短いが一つの事をやるには十分に長い、シャーロックホームズは一般の人たちは無駄な事を覚えすぎなどの忠告をしています。

 

若いころは若いころなりに体力にものを言わせて、スピーディーにやるのもいい経験だと思いますが、それなりの年齢になった際にはスローダウンする事も必要かと思います。

 

年齢問わず、生活がなんか息苦しいとか感じている人は一度スローダウンしてみると良いのではないでしょうか。

その後、またスピーディーな生活に戻るにしても色々な事が整理されてスッキリすると思います!

スポンサーリンク