そもそも読書や映画の備忘録としてはじめたブログですが、読書メモがあまりにメモメモしていて読みづらい!
どうにかならないものかと思い本を探しました。
批評する気は無いので、感想文で探したところ「声に出して読みたい日本語」で有名な斉藤孝さんの本を見かけたので思い切って買ってみました。
齋藤孝さんについて
齋藤孝さんと言えば「齋藤メソッド」と言って、心技体の一致を説いていて独特の教育論で有名な教育学者です。
東大に在学中から独特な教育論を掲げていたために、就職には苦労したらしい。
TVで拝見しているかぎりでは、人柄は良さそうに思えます。
著作がかなりあります。私はたいがいは同じ作者の作品を連続して読むタイプですが、ちょっと多すぎて手が出なそうです。
「だれでも書ける最高の読書感想文」について
- 第1章では読書感想文を書く心構えについて
- 第2章では読書感想文を書くための基本
- 第3章では文章の作法や表現について
- 第4章では文章を引き立てるテクニック
- 第5章では本選びのコツ
が書かれています。
本の中では文章が上達するプロセスとして
カンタンに書けるようになる → にがて意識がなくなる → 書くことが楽しくなる → もっと工夫しようと考える → うまくなる
と書かれています。
第1段階としての「カンタンに書けるようになる」がまだまだなのでほど遠い感じがしますが、まぁゆっくりやるしかないかなと思います。
また、本の中で繰り返し語られることとして
感想文で大事なのは、自分の心がどう動いたかを、自分の言葉で残そうとすること。
読む前と読んだ後で、「自分の心がどう動いたか」にポイントを置くと、ひとことしか書くことがない、なんていう事にならずにすむ。
など、自分の心がどう動いたか、自分の言葉で残すこと。
そのために、物語の中で「自分だったらどうする」と登場人物の状況などを自分に置き換える事を書いています。
最終的には、主観と客観を行き来することによって普段の考え方も複合的な視点で見れるようにすることが、目的なのかなと思います。
また、以前のエントリーで書いた「2週間で小説を書く!」清水良典 と同様に
文章を書くときは、そこを自分の言葉で説明していかなくてはいけない。「どんなふうに」すごいのか、かわいいのか、カッコいいのか。そういう表現に注意する。
身体感覚で感じとったことを言葉として表現できると、とても実感がこもったものになる。
心身含め情景を描くと良いものになると書かれています。
その他、タイトルに個性をもたせるや、ねじれ文に気を付けるなどの文章テクニックについては、ウェブを含めあらゆるところで語られていることも書かれていました。
実際に学生たちが書いた読書感想文などが例になっているので、本当に読書感想文を書く人にはわかりやすいのではないでしょうか。
3色ボールペン読書術について
齋藤孝と言えば音読や3色ボールペン読書術も有名ですが、多分に漏れずこちらの本でも3色ボールペンについて書かれています。
本人のプロフィールの趣味の項にも「3色ボールペン読書術」と記載されているくらいです。
やり方はノック式の3色ボールペン(赤、青、緑)を使用して、客観的に最重要なものは「赤」、重要なものは「青」、個人的に気に入ったり気になった事は「緑」でマークするだけです。
これによって情報が整理されて活用しやすくなるそうです。
ちなみに現在は3色で「赤」「青」「緑」のボールペンはほぼ無いので齋藤孝さんは嫌がりますが、私は4色のボールペンを利用しています。
焦点を3つに絞る
3色ボールペンと並んで齋藤孝さんは3と言う数字にこだわりがあるようで、こちらの本でも焦点は3つに絞るように書かれています。
3色ボールペンと3つについては他の本でもたくさん言及されているので気になる方は読まれると良いと思います。
3色ボールペンについては8割がたの著書に出てくるじゃないかなぁ。
まとめ
自分のブログに適用できそうな事がたくさん書いてあるので、買ってよかったと思います。
一度にすべては無理ですが、まぁその辺は徐々にという事で。
また、自分がブログを書くことについて
日記というのは自分がそのとき考えていること、「心を記録しておく」ことでもあるんだなあ、
と言う言葉が響きました。
心を記録するように、ブログを書けたら自分にとって素敵なブログになるんだろうと思います。
※この記事での引用はすべて「誰でも書ける最高の読書感想文」斎藤孝 角川文庫からの引用になります。
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