飛ばない豚

主に読書について書いています。

自殺の境界線

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(id:Yama-Mikasa)さんのエントリーを見て昔の事を思い出してしまった。

yama-mikasa.hatenablog.com

私もめちゃめちゃ忙しい会社で働いていた時、自殺を考えたことがある。

※ここで言うのはネガティブな意味の自殺です。自己犠牲の話ではないです。

ちょうど3カ月ほど家にも帰れずロクに睡眠もとらずに働きつづけたあと、ほんの1日だけスケジュールに余裕があった日に無断で欠勤をして、多摩川に飛び込むかどうか半日ほど橋の上を行ったりきたりした。

当時は忙しいだけでなく、何かと拘束が厳しかったのでどうしても逃れたかったのです。

それには死ぬしかないと思っていました。

結局、誰かが見かけたのか警察が来て保護?された。

特に犯罪を犯したわけではなかったので、とりあえず家まで送られました。

家に帰ってからは、変に冷静で会社に無断欠勤の詫びの電話をして、次の日の打ち合わせを軽くして、また休みなく働いた。

結局、そのあと身体を壊して会社を辞めるまで、息をつく間もないほど忙しかったので再び橋の上を行ったりきたりすることはなかった。


のちのち落ち着いてから考えると本当に死ななくて良かったと思っている。

自殺選ぶ人と選ばない人の差はなんなのか

もう10年以上昔になるが一度、鬱になったことがあってその後ずっとかかりつけとして相談にのってもらっている先生がいる(正確にはもう引退されてしまいましたが)。

自殺しようとした事も退職後の休養中に会ってお話ししました。

すると先生は「きみにはまだ心に引っかかる人がいたんだね。」っておっしゃったんです。

「引っかかる」って部分が気になってお話を聞きました。

先生の患者さんでも自殺を選んでしまう人もいて、長いあいだ自殺を選ぶ人、選ばない人を見ていて差があるのは「心に引っかかる人がいるかいないか」だと気づいたそうです。

ここで難しいのは心に引っかかる人ってところです。

自殺する寸前の人はもう親を悲しませたくないとか、自分のことを心配してくれる人がまだいるとか考えられないところまで来ています。

だから周りがどんなに心配していると働きかけても、効果がないそうです。

あとは、「あーあの人の事が気になるー!」とかちょっとでも「自分よりあっちが心配」とか本人の心に引っかかる人がいるかどうか。

「あの人は自分の事を心配してくれたな」とか「親は自分に親身なってくれた」とかではなくです。

だから、もし大事な人が自殺してしまっても、自分がもっとその人のために何かしてあげられればとか、自分はあの人にとって大事じゃなかったんだなとか考えてもしょうがないそうです。

※2017/03/23 追記

一時期、自殺について色々調べて自分の中では自殺に至るには完全な孤立=社会性が失われることが必要って言うのが定説になりつつあるのだけれど(社会性が失われた上で何かのきっかけがあると自殺に踏み切ってしまう)。

先生が言いたかったのも私にわかりやすく、あらわしただけで同じ様なことなのかなとちょっと思いました。

更に余談だけれども、引きこもりになっても自殺する人は少ない、ならば引きこもりはまだ社会性が残ってる状態で、改善する方法があるのではないかと。

もちろんひとすじ縄ではいかないだろうが。

ただ、社会性があるなら承認欲求もあるってことでそれが攻撃性として表に出るとはた迷惑なことになるが。。。

私には引っかかる人がいた

当時はまだ妻とも出会っていないので、引っかかった人は妻ではないです。

たぶん、母親だと思います。

うちの母親は長い間、自律神経失調症を患っていてものすごく精神的に弱いのです。

確かに自分が死んだら母親はどうなっちゃうんだろうと思ってた気もします。

結局、自殺する直前まで行くと他の人では助けられない

どうしたら引っかかる人をその人の中に作れるかは分からないと先生は言っていました。

だから、先生は医療の技術を使ってそこに至る前に止めることを心がけていたそうです。

周りの人が自殺を止めれるとしたら、ずっと手前で止めないと無理なんですね。

さらにここで難しいのは自殺するタイプの人は、他の人に心配かけまいと直前まで素振りを見せない人もいて、普通の人では気づけないところです。

どうしたら良いのかはわかりません

ちゃんとした意見もだせずに申し訳ありませんが、私はどうしたら良いのかわかりません。

退職したあと、1年ほど経ってから一緒にその会社に移った後輩が自殺したと連絡を受けました。

先生の話を聞いていても、それでも未だに「もっと何かしてあげられたのではないか」と自問自答する日々です。

でも未だに答えはでません。

これからもずっと考えていくのだろうと思います。

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