飛ばない豚

主に読書について書いています。

残業時間100時間超えても自殺者なんて増えない。

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今朝、ニュースサイトで以下のニュースを見た。

news.careerconnection.jp

どうやら政府が月の残業100時間まで容認したことに対しての話らしい。

多分、電通問題とかと関連づけたいのだと思う。

しかし、個人的意見を述べさせてもらえば、正直、過労自殺と残業時間なんて対して関係ない。

別に残業時間が100時間超えても自殺者は増えないし、残業が無くなっても減らない!

なぜ残業時間と関係がないと言うのか

厚生労働相の資料を見ると、自殺者はここ最近は減っている。

また、労働者の総労働時間も減っている。 パートタイマーと言うか非正規雇用が増えているのも総労働時間が減る一因だ。

しかし、自殺者の全体の減りに対して、労働問題が原因と思われる自殺者の割合はあまり減っていない。

過労死等に係る統計資料 - 厚生労働省

第1章 過労死等の現状 - 厚生労働省

長時間労働が問題だったら、労働時間も減って、総自殺者数も減ってるなら、労働問題が原因の自殺者だって同じ様に減って良いはずである。

もちろんもっと多角的に調査しないと本当のところは見えないかも知れない。

しかし、この資料と私の体感で言えば労働問題での自殺は労働時間はあまり関係ない様に思える。

じゃあ自殺の原因は何なのか?

断言してしまうが、会社が悪い。

よく年配の人が

「俺が若い頃はもっと働いたのに今の若者は軟弱だな」

なんてセリフをちょっと前まで聞いた様に本当に昔の人の方が長時間働いていた。

それでも自殺する人は今より少なかったと思う。

資料は見ていないがたぶんそうだ。

更に今の若者は軟弱かと言うとそうでも無い。

ハードな仕事を頑張ってる若者なんてたくさんいる。

だから原因は若者が軟弱になったわけでは無いし、長時間労働でもない。

昔と大きく変わった事と言えば、人間関係だ!

最近は、雰囲気が悪い職場が多い。

昔から出世争いなどでお互いの足を引っ張りあったりは、あったが、最近はそんな事に関係ない人たちも雰囲気が悪い。

なぜなら、まず正社員は個人成果主義が導入されてお互いに協力し合えない。 自分の保身を考えればお互いに干渉し合わない方が良い。

また、パートタイマーはいついなくなるのかもわからないから、こちらもこちらで干渉し合わない。

これは今と昔とで人間として変わったと言うより、会社の制度上、昔は干渉し合った方が個人としても利があったし、今は干渉しない方が不利にならないからだ。

そうするとどうなるか?

どんどん孤独感が大きくなる。

誰だったか忘れたが

「鬱は自分の事しか考えられない状態」

と言っていた医者がいた。

私も鬱の経験者だが、その通りだと思う。

だから、孤独感がどんどん大きくなると、自分の事しか考えられない状態になって鬱になる。

その結果として自殺してしまうのだ。

電通の自殺した方だって、報道を聞く限り親身になって話を聞き、実際に行動してくれる人がいたらあんな事にはなってないはずである。

勤務時間の問題ではない。

もう、これは米国などの個人成果主義や非正規雇用で仕事を回す制度を取り入れた会社が悪い。

ちなみに米国の働き方は

私はプログラマーだが、案件で何度か米国の人達と一緒に仕事をした事がある。

勘違いしている人が結構いるが、米国の人達は働き出したら激烈に働く。

向こうの時刻で夜中だろうが何だろうが、問い合わせてくるし、作業時間も平気で月に400時間超えを3ヶ月とか続ける。

そして晴れて自分の作業が終わったら1週間とか半月とか長期の休みを取ってリフレッシュするのだ。

じゃなんで自殺する人が少ないのかと言うと、たぶん私が感じた限りだが。

家族の支えが全然日本と違う。 本当にこまめに家族から連絡が来て、励まされる。 更に本人も家族を支える意識が強い。

一人住まいでも本人は離れていても自分の家族を支える気が強いし(家族と言うより一族)、家族はちょっとおかしいと思ったら飛んでくるし、日本とは家族の結び付き方が違う。 頼れるものが少ない分、家族一人一人がお互いに支えようと言う気持ちがすごく強い。

仮に会社がギスギスしていても、本当に孤独感を味わう機会が少ない。

向こうは建国以来、血縁の支えしか頼れないしそれに耐えられる人が生き残ってきた国だからだと思う。

日本は欧米化が進んだって言ったって未だに根強くコミュニティーで支え合う文化が残っているし、だから家族が会社と言うコミュニティーにづかづか入りこんで来づらい。

もちろん、日本人の家族愛が米国よりうすい訳ではない。

ただただ、日本は控えめなのだ。

そこが日本の良さだが、個人成果主義とは相性が悪い。

まとめ

そもそも日本には労働基準監督署がある。長時間勤務がだめなら、労働基準監督署に駆け込めばいい。

ちゃんと不当な長時間労働を防ぐ仕組みはあるのだ。実際、駆け込めばちゃんと会社に働きかけて改善される事が多い。

しかし、それが上手く機能しないのはみんなコミュニティーから外れるのを極端に恐れるからだ、それほど日本人はコミュニティーから外れる事に弱い。

だから米国型の個人成果主義がうまくいくはずないのである。

もちろん、長時間労働が体力的に耐えられない人は存在するから、収入が変わらず労働時間が減る事はよい事だ!どんどんやればいいと思う。

しかし、今のままだと、労働時間が減ったら自殺者が減るかと言われたらそんな事は無い。

改善しようとしたら個人成果主義をやめるのか、誰かがネオ個人成果主義を編み出して、日本人向けの個人成果主義を実現するなどするしかない。

私の職場でも、本当は会社全体が盛り上がらないと意味がないのに、みんな自分だけが評価されようと躍起になっている。もしくはとにかく責任逃れをして乗り切ろうとする。

繰り返しになるが、文化が違うのに米国型の個人成果主義なんて適用したところで上手くいかないのだ。

面倒とかコンプライアンス上問題があるとか言わず、飲みに行くなり、プライベートでも会社の人と仲良くしたら良いのだ。

そんなの面倒だから組織に所属したくないとか思うかもしれないが、そう言う人にかぎってブロガーを目指したりして、ブロガーオフ会に行ったり、サロンとか言うのに出入りしたり、私もやっているが読者同士になって星を送りあったりする。

結局、人間は一人では生きて行けない。

ウォンバットと同じなのだ!

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