飛ばない豚

主に読書について書いています。

【実写】「ゴースト・イン・ザ・シェル」えっとこう言う話だったっけ?

ゴースト・イン・ザ・シェル (字幕版)

実写版「ゴースト・イン・ザ・シェル」

Amazonプライムビデオに「ゴースト・イン・ザ・シェル」があったので見ました。

主人公がスカーレット・ヨハンソンになって、「人種差別」だー!だのと騒がれていたアレです。

「白人至上主義」とか叩いてるけど、白人じゃダメって人種差別じゃんってみんな思ってるだろうに。

主張している人たちはどう自分の心に折り合いをつけているのだろうか。

 

そもそもゴースト・イン・ザ・シェルとは

士郎正宗さんの「攻殻機動隊」と言う漫画を押井守さんが映画化したものです。

最近の若い攻殻好きと話したら士郎正宗の漫画読んだ事ないって言われて「えっー」って思ったけど、まぁ私がだいぶ若かった時代が全盛期なのでしょうがないのかな。

原作は他の士郎正宗の作品と世界を同じにしていたり、これはこれで味わい深い作品なので興味があったら是非、読んでみると良いと思います。

 

人種差別の問題ではなかった

人種差別問題ですごく客入りが少なかったと聞いていて、映像も綺麗なのにもったいないと思ってたけど、見た感想として人種差別問題を差し引いても面白くなかったです。

 

始めの方は、主人公のアイデンティティについての問題を主題にしているのかなと思ったけど、中盤以降はただ押井版(アニメ版)のghost in the shellを実写化したいって製作者の趣味みたいな感じになっていた。

と思いきや、最終的に「とりあえず押井版を実写化すればいいんだろうー!」と思ってるだけなんじゃないかと思うくらいの感じに。

 

そもそも、押井版の主人公はゴーストの所在や極度に情報の共有化された社会に対しての個の在り方について問いかけ続けていたんであって、別に自分の出生などのアイデンティティについてなんて問題にしていない。

でも実写版はそこを問題としているからすごく話が浅い。

アイデンティティなんてこの世に生まれた瞬間からむしろ逃れたくても逃れられないくらい、確固として皆もってるのに。

 

ゴーストを主題とするのに極度に情報化、機械化された社会がちょうど良かったからこその攻殻機動隊なのに。

アイデンティティを主題にするならその辺の若者の青春映画でも作った方がまだ良いかと。

 

英語がダメなので伺い知れないが向こうの人達はどう思っているのだろう。

少なくとも押井版が好きな人からしたら話自体はまったく面白くないと思う。

 

映像が奇麗な分(ブレードランナーじゃんって突っ込みは置いておいて)すごくもったいなかった作品でした。

 

 

 

攻殻機動隊 1-2巻セット

攻殻機動隊 1-2巻セット

 

 

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