飛ばない豚

主に読書について書いています。

「不機嫌な職場」 高橋克徳+河合太介+永田稔+渡部幹 メモ その1

家の本棚を整理しよう(実際はもう本棚に収まっていないが)作戦の続きです。

 

「不機嫌な職場」 高橋克徳+河合太介+永田稔+渡部幹 講談社現代新書

副題として「なぜ社員同士で協力できないのか」。

著者の4人の方に関してはまったく知らない。

高橋さんが会社の執行役員。河合さんが会社社長。渡部さんが早稲田大学准教授。永田さんがコンサルらしい。

 

「2週間で小説を書く!」といい、なぜ私は知らない著者の本を買ってかつ後生大事にとっているのか、全く不思議だ。

 

持ってる本は第10刷で2008年4月18日になっているが、初刷も2008年なのでかなり売れたっぽい。

今から9年ほど前なのでまだ基幹系システムの開発会社に努めている頃で、きっとそこそこ大人数のプロジェクトが多かったので、うまくプロジェクトがまわらなかったりすることに悩んで買ったんではなかろうか。

 

って事で全部で6章あるので、1章づつ読もうかと思います。

 

はじめに

・「幸せに働きたい」という状況が少しでも進む手助けできたらって本らしい。

 

第一章 いま、職場で何が起きているのか 

職場がおかしい

 職場がおかしい。何か冷めた感じのする職場、ギスギスした職場が増えている。

ゴリゴリ今も増えてると思います。現在の職場もこんな感じです。9年前もすでにこんなだったんだと振り返ると、なんか哀しくなりますね。日本社会って変わらないんだなぁ。

 

あなたの職場は大丈夫だろうか。

何か「職場がおかしい」と感じたことはないだろうか。

現在の職場は入った時からギスギスしてたので、もう感覚が麻痺しておかしいと感じてないです。

 

関わらない、協力しない

・事例を紹介しています。「直接対話をしようとしない」、「関心を持ってくれない、協力してくれない」、「調整が上手くできない、連携できない」、「関わってくれない、放任しているだけ」、「仲間になれない、仲間にしてもらえない」

 

閉じた働き方、閉じた関係

・協力しあえない組織は個人成果主義が多い。

・「人となり」「考え方」を知る機会が著しく少ない。

・お互いを理解しようにも、変化のスピードが速すぎ。

 

自分の状況をわかってもらえない

・業務量が多くて他人は手伝えないなどが原因で「関係が希薄化した状態」。

 

自分を守ろうとする心理

・助けて欲しい時に気づいてもらえなかったり、手伝ってもらえなかったりを繰り返すと「学習性無力感」になってしまう。

・結果、何か起きても自分は傍観者になろうする。

・非協力的でいることで自分を守ろうとする。

 

つぶれる中間管理職

・本来は中間管理職が問題解決をはかる立場である。

・中間管理職も自分の仕事で手一杯。

・今までマネジメントされた経験もあんまりないので、いきなり人をマネジメントしろと言われてもできない。

 

人が壊れる

・ある会社では追い込まれて長期休養になってしまい、さらに他の人がその人の仕事を引き受け追い込まれてしまう。負の連鎖が止まらない。

・企業は解決を本人の心の問題と捉えて、根本的な解決を図らない。

・実際は組織マネジメントの問題。

・結果、非協力的になってしまう。

 

生産性や創造性が低下する

組織全体での生産性、効率性、創造性を考えると、お互いがいつでも知恵を出し合い、協力し合える環境が必要である。

 

品質問題や不正が起こる

・個人主義に走ってしまう結果、誰かがおかしい事をしていても誰も指摘しない。そして品質問題や不正につながる。

・企業はコンプライアンスや倫理観を求めて社員に自覚をもたせようとするが、大事なのは問題を共有して一緒に解決できるようにすること。

 

人材構成・働き方の多様化に対応できるか

 ・これから少子化が原因で若年層が足りなくなるので、外国人や様々な年齢の人などにも参加してもらって会社を運営していかなければいけなくなる。

・協力しあえない組織では、多様化を乗りきれない。

 

協力の問題は、組織の問題であり、社会の問題である

個々人を追い込む環境の中で、自分の存在を保つために、自己防御するという意識が、社会全体に広がっているように感じる。

・協力し合えない社会では自己肯定感を得られないため、自己肯定感を得るために、自分を守ろうとする行動が広がってしまう。

本書ではこうした、関われない、協力できないという心理の連鎖が、どのように生まれ、拡大していくのかを理解していく。その上で、この心理の連鎖を断つために、何を組織全体、社会全体で共有すべきかを、一緒に考えていきたい。

 

まとめ

2008年の時点でも、協力しあえない社会が問題化していたんだなと改めて認識しました。

貧富の差の拡大とかが進んでいると思うと、解決には全然向かっていなくて、より状況は悪くなっているんじゃないかと思います。

こんな本が出てるくらいかつ、そこそ短期間で10刷もされているのに解決に向かってないと思うと難しい問題なんだなと感じてしまった。

 

 

 

不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書)

 

 

 

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